アトピーの症状としては、多くはアトピー性皮膚炎を発症しますが、
あまり聞かない症例として、白内障や網膜剥離・高眼圧があります。
アトピー発症の際にアレルギー性結膜炎を生じやすく、
眼が痒いため眼を掻いたり押さえたりなど動作の結果網膜剥離を起こしたりすることがあります。
また、子供のときからアトピーの場合、10〜20代で白内障を起こす場合があります。
これは、痒みのため眼をこすったりの物理的な刺激が原因ではないかといわれています。
また、アトピー性の網膜剥離も同様の物理刺激および顔面も痒みのため、
顔ををたたいたりの衝撃も原因とされます。
また、ステロイドは、アトピーの対症に非常に効果がありますが、
長期間使用すると、眼圧が高くなることがあります。
特にアトピー用ステロイドの点眼薬を長期使用すると、その傾向が強くなります。
アトピー性疾患による、眼の障害は、低年齢化・重症化しています。
診察の高度化により、発見が多くなったのかもしれませんが、
学童期や学生の場合が多いので学業や生活に支障をきたすことも考えられますので、
アトピーの子供の場合、眼科の受診・眼科精密検診をしておくべきでしょう。
眼は大切ですので重症化する前にぜひの受診・手当てをしておきましょう。
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